クマが人里に出没し、危害を加える事例が相次いだことを受けて発令中の「クマ出没特別警報」について、新潟県は30日、今月末で解除すると発表した。ただ、1月としては例年を上回るペースで出没が続いているため、一部地域では引き続き警戒が必要だとしている。
今年度は餌となるブナの実の凶作などが原因でクマの出没が相次いでいる。県内での出没・目撃情報は29日時点で1433件に上り、10人が襲われてけがをした。県は昨年9月、「出没警戒警報」を発令し、同10月に同特別警報に引き上げていた。
冬眠期を迎えて県内での出没・目撃情報は減少傾向で、同12月以降はけが人も出ていないため、警報を解除すると決めた。
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