味の素冷凍食品は、フライパンへの張りつきを改善してリニューアルした冷凍の「ギョーザ」を2月11日に発売する。

 同社では、昨年5月にフライパン一面に冷凍餃子が張りついた写真がSNS上に投稿されたことをきっかけに、そのようなフライパンを募集。これが話題となり、本誌でもその裏側を取材し、紹介してきた。

当時はまだ集計中だったが、最終的には3520枚のフライパンが集まったとのことで、同社ではそれらを1枚ずつ検証していった。その模様は「冷凍餃子フライパンチャレンジ」というWebサイトでも公開されている。

 マーケティング本部 国内統括事業部 製品戦略部 リテールグループ ギョーザ担当の駒木根理花氏によれば、看板商品の「ギョーザ」は毎年少しずつリニューアルを重ねているが、それらは常に世の中の社会環境や情勢の変化にあわせ、消費者の困りごとや悩みごとに対応していく“永久改良”というコンセプトの下で実施されている。

昨年のフライパン募集の反響が大きかったのも確かだが、理想的な形で冷凍餃子をきれいに焼けている人は全体の約8%に過ぎず、約25%は明らかに失敗した状態だという調査もあり、「うまく焼けたという感動体験を届けたいのに、実感していない人が多い」として、その原因を究明し、商品に反映できないか検討してきたという。

 その結果としてリニューアル発売されるのが今回の商品で、羽根の素となる成分のバランスを調整することで、フライパンに張りつきにくい設計になっている。

 駒木根氏によると、12個を並べて焼いた時、従来品では12個とも焦げ付いて剥がれないフライパンに対してリニューアル品を試したところ、26%のフライパンできれいに剥がれるようになったという。

 それでも46%では一部に張りつきが残り、28%では12個が張りついたままになったという結果もあり、今後も永久改良を続けていくとしている(以下ソースにて)

https://gourmet.watch.impress.co.jp/docs/news/1565287.html