「絵本販売業者の立場を悪用」保育園や幼稚園で児童にわいせつ、男に懲役3年6月求刑
保育園で女児にわいせつな行為をしたなどとして、不同意わいせつ罪や性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などに問われた宮城県塩釜市、無職の男(32)の公判が1月31日、仙台地裁(三貫納隼裁判官)であった。検察側は懲役3年6月を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は3月5日。
起訴状などによると、男は昨年8月30日、宮城県大崎市内の保育園で女児にわいせつな行為をし、スマートフォンで撮影して児童ポルノを製造。2022年10月4日にも、仙台市内の幼稚園内で児童にわいせつな行為をしたなどとされる。
検察側は論告で、「絵本の販売業者として、保育園や幼稚園に出入りする立場を悪用した」と指摘。弁護側は「被告は児童に関係する職業に二度と就かないことを誓っている」と訴えた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240201-OYT1T50017/