「ひだりめ不動」の名で親しまれる岐阜県大垣市野口の宝光院では、恒例の「節分会(え)はだか祭」があり、鉢巻きと下帯姿の裸男98人が近くの杭瀬川を渡って身を清めた後、境内で気勢を上げて開運を願った。

 節分の恒例行事。境内で豆まきや祈とうが行われた後、全国各地から参加した男衆が「わっしょい、わっしょい」と声をそろえて近くの杭瀬川へ移動。肌を刺すような伊吹おろしが吹く中、水温10度の川に飛び込むと、水しぶきを上げて渡り、詰めかけた見物客から喝采を浴びた。

 男衆は境内に戻ると、厄を背負った今年の「心男(しんおとこ)」の髙嶋泰道さん(43)=岐阜市=を担いで境内を練った。その後、頭上に投げ込まれた福俵の中から、福を得られる「利剣木(りけんぼく)」を奪い合い、境内を熱気で包んだ。

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