全国で毎年、2万人余りが自ら命を絶っている。このうち、60歳以上の高齢者が約4割を占める。同居人の有無では家族と同居していた人の割合が独居よりも多く、80歳以上では68・1%に上る。介護や看護などで家族に負担をかけることへの負い目が原因の一つとみられる。
厚生労働省の自殺対策白書によると、2022年の自殺者のうち、同居人がいた人の割合は全年齢では65・2%で、同居人がいない人の2倍近くになっている。同居がもともと多い10代が最も高く、80歳以上はそれに続く水準。70歳以降で割合は上昇する。
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