韓国10~20代の「心の病」急増…メンタルヘルス部署がある自治体2カ所だけ(KOREA WAVE) - Yahoo!ニュース
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韓国で「心の病気」に悩む10~20代が急速に増えている。心の病気は社会構造的・個人的要因が複合的に作用、発生するという点で政府・自治体、民間の協力が重要だ。しかし、全国16の市道のうち、メンタルヘルスを担当する部署を置いているところは、ソウルと京畿道(キョンギド)の2カ所に過ぎず、改善が急がれる。

国民健康保険公団・国立中央医療院などによると、精神病院に入院した10~20代は2022年は入院患者全体の約22%にあたる1万6819人だった。入院患者5人に1人が10~20代だったわけだ。心を病む10~20代の増加傾向が続いている。昨年上半期だけで、前年度の10~20代の入院患者の65%(1万1016人)が精神病院に入院した。2022年に自傷・自殺で救急病院に搬送された患者4万3268人のうち、約46%(1万9972人)は10~20代だった。

最近、与党「国民の力」のペ・ヒョンジン議員を攻撃した中学生A容疑者も、うつ病がひどくなり、閉鎖病棟の入院を待っていたと主張した。警察の捜査で「双極性障害」(そう状態または軽そう状態とうつ状態とを反復する精神疾患)の診断を受けたとも話した。A容疑者の主張通りなら、数年間、精神的な問題を抱えてきた可能性がある。