岸田首相は6日の衆院予算委員会で、立憲民主党の長妻政調会長から、自民党幹部は派閥を離脱するという党の政治改革大綱の原則と、麻生副総裁と茂木幹事長が麻生派と茂木派の会長にとどまっている現状の整合性について問われた。

これに対し岸田首相は、1989年に策定された政治改革大綱に盛り込まれた派閥解消のための取り組みについて「徹底されず、今日の不祥事につながったことについては率直に認め反省しなければならない。だからこそ中間取りまとめにおいて、派閥から金と人事を切り離すことでいわゆる派閥が解消することになった」と指摘した。

その上で「いわゆる派閥が完全解消すれば、役員あるいは閣僚の派閥離脱は事実上達成できているものだと認識している」と述べ、「それを確実にするためにこそ人事を派閥から切り離すことを実際に実行するのが大事だ」と強調した。

これに対し長妻氏は「派閥から一夜にして政策集団に生まれ変わり、派閥ではなくなりました、だからOKですと。そんなバカな話はない」と批判した。

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