https://www.cnn.co.jp/world/35214829.html
インド当局が中国のスパイの疑いがあるとして捕獲していたハトが、動物愛護団体の介入で8カ月ぶりに「釈放」された。動物保護団体のPETAが発表した。
PETAは声明の中で、1羽のハトが証拠物件としてムンバイ市内の動物病院で8カ月も拘束されていることを知り、ハトを解放するためにPETAインド支部が行動に出たと説明している。
このハトは昨年5月、ムンバイの港の近くで捕獲された。翼に中国語と思われるメッセージが書かれていたことから警察が不審を抱いて押収し、捜査の一環として検査のためにムンバイ市内の動物病院に移送した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fb080c01b123df258eeac99928850e3623182bc
このハトは台湾でコンテストに参加することになっていたが、方向を変えてインドに飛んできたことを確認した。
インドでは以前にも似たようなことがあった。
インドとパキスタンが領有権を争うカシミールのインド領の警察は2020年、カシミールを両分する重武装軍事地帯を越えてインド領に飛んできたハトを「スパイ」と見なして捕獲したが、パキスタンの漁民の所有と確認して放した。
2016年には別のハトがインドのモディ首相を脅かす内容のメモを脚に巻いていたという理由で警察に捕まった。