中国株、1月は海外ファンドが26億ドル売り越し=モルガンS
Summer Zhen
2024年2月7日午前 10:48 GMT+91日前更新
中国株、1月は海外ファンドが26億ドル売り越し=モルガンS
2月6日、モルガン・スタンレーのクォンティテイティブ調査チームが今週顧客向けに公表したリポートによると、世界のアクティブ運用ロングオンリー戦略ファンドは1月に中国株と香港株を合計26億ドル売り越した。2020年2月、上海証取の建物外で撮影(2024年 ロイター/Aly Song)
[香港 6日 ロイター] - モルガン・スタンレーのクォンティテイティブ調査チームが今週顧客向けに公表したリポートによると、世界のアクティブ運用ロングオンリー戦略ファンドは1月に中国株と香港株を合計26億ドル売り越した。中国株の下落が長引く中、バリュエーションが低落しても投資を削減し続けている状況だ。
38億ドルの売り越しだった12月に比べると資金流出は和らいだが、中国株が年明けから低迷している主因の1つが海外勢の売りであることが分かる。
1月は中国の優良株指数であるCSI300指数(.CSI300), opens new tabが6%、香港のハンセン指数(.HSI), opens new tabが9%、それぞれ下落した。長引く下落により、CSI300指数構成銘柄の予想利益に基づく株価収益率(PER)は米国(.SPX), opens new tabや日本株(.N225), opens new tabの半分程度に落ち込んでいる。
中国の景気回復力が弱く、強力な景気刺激策も打ち出されないため、PERの低下にもかかわらず世界の投資家は中国株から手を引いている。
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/JO7N5UOJNJO7TGZX4VZRKNFSKI-2024-02-07/
