中国で10日から春節(旧正月)の長期休暇に入るのを前に、帰省や旅行など市民の移動がピークを迎えている。中国政府は今年の春節期間中に移動する人が「過去最多」とアピールするが、自家用車での移動が増えるなど景気低迷に伴う節約志向が透けてみえる。日中関係の影響もあり、訪日客の殺到もなさそうだ。

 中国民用航空局などによると、2023年末時点の国内線旅客数は新型コロナウイルス禍前の19年の水準を上回ったが、国際線は6割程度しか回復していない。節約志向を反映してか、渡航先もタイなど近場に人気が集中しているという。

 一方、春節休暇の人気渡航先だった日本向けの便数は、日系大手航空会社で5割前後、中国系でも5~7割にとどまる。東京電力福島第1原発からの処理水の海洋放出に伴う中国当局の猛反発を受け、「中国国内の旅行会社が日本向け団体旅行ツアーの販売を控えている」(航空関係者)という。個人旅行は一定程度見込まれるが、中国本土からの「爆買い」需要は限定的となりそうだ。【北京・岡崎英遠、小倉祥徳】

https://mainichi.jp/articles/20240207/k00/00m/030/260000c

最近外国人減ったよね
飽きられたかもね