これまで男性をイメージして語られることが多かった、ひきこもり。実際は女性が約半数を占めることが、最近の国の調査で明らかになった。専門家によると、女性は家事手伝いや専業主婦として家にとどまるケースも多く、社会問題化しにくかったという。中国地方では、当事者の女性を支えるための「女子会」が各地で開かれている。

「非常口の表示すら見えない真っ暗なトンネルにいるようだった」。広島市の女性(45)は約5年間、自宅アパートに引きこもっていた。直前の10年間はショックな出来事が続いた。夫の度重なるうそやギャンブルで離婚。娘は意に反して義父母に引き取られた。その後に交際した男性との間にできた子どもは流産した。「男の人はいつも痛くもかゆくもなさそうで、女の私だけがしんどくなった」と振り返る。

週1回、近くのスーパーへ買い物に行くのが精いっぱいの日々。家で死ぬ方法を探していた。税金の督促状が届き、役所に「払えない。助けて」と訴え、保健師につないでもらえた。今は訪問看護を利用しながら、就労継続支援事業所に通う。

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中国新聞デジタル 2024/02/08
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