『FF2』が発売35周年。河津秋敏氏による前衛的なシステムが特徴。全滅から始まる衝撃のオープニングも忘れられない

熟練度という成長システムを採用
1988年(昭和63年)12月17日は、ファミリーコンピュータ用ソフト『ファイナルファンタジーII』が発売された日。本日で35周年の節目を迎えました。
『II』に関しては前衛的なシステムが特徴。経験値やレベルではなく、熟練度という成長システムが採用されていました。
物理攻撃をすれば力が上がり、ダメージを受ければ最大HPが上がるというように、戦闘の行動によって直接ステータスが上昇するものでした。ただ、力が上がると知性が下がるなど、相反する能力は両立できないので、よく考える必要がありました。
なお、移植版ではステータスが減少しないため、遊びやすくなっています。オリジナル版をプレイした人とゲームボーイアドバンス版以降で本作をプレイした人では難度のイメージが異なるかも?
本作のゲームデザイン部分は、のちに『サガ』シリーズのプロデューサーとなる河津秋敏氏が手掛けています。そのため、尖ったシステムになった理由もわかりますね。
また、バトル以外だと特定のキーワードを記憶・使用することで物語を進行させるワードメモリーシステムも採用されました。最初に覚えるのが反乱軍の合言葉である“のばら”なので、『ファイナルファンタジーII』と言えば“のばら”を真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

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