音楽やファッション、グルメなど国内外のZ世代が人気を牽引する昭和レトロブーム。

1985年の風営法の改正で締めつけが厳しくなったこともあるが、昭和のラブホが姿を消しつつある。平成の半ばから少子化の加速で若者の利用者が激減。
インバウンド狙いで外国人客向けに改装されたり、カジュアル化が進み「ひとりラブホ」や「女子会」で利用するケースも増えた。

もはや、昭和レトロの雰囲気漂うラブホテルは過去のレガシー(遺産)と化しているが、いまなお妖艶な光を放つホテルも存在している。

「高校生の頃から純喫茶などレトロな雰囲気を味わえる場所は好きでした。昭和ラブホテルにハマったのは大学生の頃。
ネットでスペースシャトル形のベッドがあるラブホの写真を見つけて衝撃を受けました」

そう語るのは、平成生まれながら昭和ラブホにハマり、その魅力をSNSで発信しているゆなな氏。
フォロワー4万人超えの彼女が、ライフワーク的にほぼ単身で巡る昭和ラブホは、1960~’80年代に建てられ、大きな改装などを免れた結果、開業当時の趣を今日まで色濃く残すホテルだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1a6cdab9b485dc6decef18734e5e27fe23c96def