小笠原諸島・硫黄島の沖合約1キロでの噴火でできた新島について、気象庁と国土地理院は8日の毎月の地震・火山に関する定例記者会見で、陸地が「ほぼ確認できなくなった」と明らかにした。
波による浸食が原因とみられる。

工衛星の電波を基に作成した画像では、1月から新島の陸地部分が確認しづらくなった。
現在は海面にわずかに岩のようなものが残っている可能性があるものの、ほぼ陸地部分がない状態とみられる。

 毎日新聞社機が昨年10月30日に空撮した時点では、新島の長さは約100メートルだったが、その後、南北約450メートル、東西約200メートルまで拡大したことが確認された。
だが噴火活動のピークは11月上旬ごろで、今年1月以降はほぼ観測されなくなっていた。

https://mainichi.jp/articles/20240208/k00/00m/040/335000c