あなたにはこの間取りの問題点がわかりますか?
一見すると、理想に見える間取りでも、じつは隠れた暮らしにくさがあった。
「間取りを変えると人生が変わる」。いままで3000件以上の間取り診断をしてきた建築士が間取りに潜んだ問題点を示します。『この間取り、ここが問題です!』より、第6回はじつは専門家でも見落としやすい間取りと夫婦の夜の営みについて。どこか問題なのか
前編で掲載した安部さんの家の間取りは以下のような感じでした。
どこに問題があったでしょうか。
主寝室の音が子供部屋に筒抜け
1つ目は、主寝室と子供室の配置です。
南側の日当たりの良い位置に主寝室がありますが、壁一枚を挟んで北側に子供室が隣接しています。
2018年に「家でセックスしにくい理由」について弊社メルマガ会員向けにアンケート調査を行いましたが、理由の第2位が「子供部屋が夫婦の寝室の隣」でした(第1位は「子供と川の字で寝ている」)。
また、子供室とドアが近いのも問題です。24時間換気のため、ドアと床との間に15mm程度の隙間があるのですが、これは10cm角と同程度の面積のため、音漏れが気になります。
https://news.livedoor.com/article/detail/25848181/
2つ目は、水廻りへの動線です。シャワーを浴びる場合、子供室の前の長い廊下を通りますが、子供が起き出したらどうしようと考えて心理的なハードルが上がります。
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/3/9/3979f_1413_6a73ef173721a26d756d467e4c7a36e2.jpg
3つ目は、和室が北側にあることです。当面、三男の部屋として使う予定のため日当たりは必要です。逆に日当たりが必要ない玄関が南東の角になっています。
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/1/f/1fda9_1413_3404a1ebee0fb04996699bf18749a371.jpg
4つ目は、玄関と洗面室が遠く、帰宅後、すぐに手洗いしにくいことです。