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佐野の東石美術館、大規模リニューアル 敷地10倍、庭園付き「スカイテラス」 バリアフリーも

近現代の日本画や木彫、陶磁器など2千点以上の美術品を所有する本町の佐野東石美術館が5月にリニューアルする。建物の老朽化やバリアフリーに対応するため、開館以来初めての大規模リニューアルとなる。同館の青野(あおの)のぞみ学芸員は「今までの持ち味を残しつつ、新たな美術館として訪れる人を楽しませることができれば」と話している
 市内に拠点を持つ東京石灰工業(東京都中央区)が運営する同館は1980年に開館。年に4回企画展を開いており、これまで横山大観(よこやまたいかん)の「瀑布」や市出身の陶芸家で人間国宝の田村耕一(たむらこういち)の作品などの名作を目玉にした展示のほか、四季折々のさまざまなテーマを掲げた企画展を行ってきた。

 現在使用している建物は取り壊し、敷地を約10倍に拡張。庭園付きの「東石スカイテラス」を整備し、テラス内に同館を建てる。