12日は天気に恵まれた冬の越前海岸。日の光を浴び、越前水仙が綺麗な花を咲かせていました。カニシーズン真っ只中、飲食店では越前がにや新鮮な海鮮を求めて、県内外から観光客が訪れていました。

来場客:
「名古屋から。越前がにのしゃぶしゃぶを食べた」
「天気が良かったのでドライブに。最高の(連休の)締めくくりになりそう。
本当においしい、ぷりぷりで」
「めったに食べられないのでうれしい」

こちらの店では毎年、カニシーズンには駐車場には車が止められないほどの観光客で賑わいますが、能登半島地震以降、キャンセルが相次ぎました。

枩田卓也社長:
「2、3日で先の予約を含め50件のキャンセル。去年に比べるとかなり少ない。予約入らないとか車の通りが少ないとか仕入れには二の足を踏む」

かき入れ時のカニシーズンですが客足は戻らず、影響は今も残っているといいます。

枩田卓也社長:
「常連さんは少し無理しても来てくれるけど、ふらっと立ち寄る客が少なくて」

冬の味覚の王様、越前がに。客は、今しか食べられない味を満喫していました。

来場客:
「福井のお友達に(地震)大丈夫だと聞いたので、行こうかと。甘くて他のところで食べるカニと違う。冬の楽しみ。めちゃくちゃ満足しながら食べてる。福井を堪能します」

ズワイガニの漁は3月20日まで。関係者は客足の回復に期待しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c0718b6cda4448a2b3772c521ea28bf9ab9babc2