「どういう人が候補になり得るか参考にしてほしかった」。

 名古屋市教委が教員団体から校長らの推薦名簿とともに金品を受け取っていた問題。取材に応じた教科の研究会会長を務める一部の校長は名簿について、市教委に人事上の配慮を求めた意図があったことを示唆した。だが「どうしてもこの人という意味ではない」「名簿と金品を渡すのが同時期になってしまった」と釈明する校長もいた。
「候補者の経歴やどのように教科に取り組んできたかを紹介し、どんな人か分かってもらうために名簿を作った」。
昨年夏、市教委教職員課に商品券1万円分と名簿を渡した研究会会長の校長は証言した。

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