英シンクタンク “ロシアとウクライナ こう着状態続く可能性”

イギリスのシンクタンクが世界の軍事情勢の分析を発表し、ロシアがウクライナ侵攻で3000両近い戦車を失い、旧式の戦車で戦力を補っていると指摘しました。

一方のウクライナも欧米の支援によって軍事力を維持し、こう着状態が続く可能性があるとしています。

イギリスのシンクタンクIISS=国際戦略研究所は13日、世界各国の軍事力や地域情勢を分析した年次報告書「ミリタリー・バランス」を発表しました。

この中で、今月でウクライナ侵攻から2年となるロシアについて、戦車を侵攻前に保有していたのとほぼ同じ2900両以上失ったものの、旧式の戦車を再活用し、今後3年ほどは戦力を維持できるとしています。

一方のウクライナも大きな損失を被りながら、欧米各国の支援や安価な無人艇の活用などで軍事力を維持し、戦闘はことしもこう着状態が続く可能性があるとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240214/k10014357351000.html