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300億ラノベ市場に迫る危機

 日本のライトノベルは衰退産業です。2011年の約240億円をピークとして、2019年は140億強と文庫本ラノベではほぼ半減しており、
単行本ラノベもいれた300億円弱でなんとかサイズは維持しています。それに対して、新刊の発行点数はうなぎのぼりに上がり続け、
2010年の約1500作品から10年間で2倍となる3000点弱まで上がってきています。
それに対して、毎年ラノベからアニメになる作品は2013年の34作品から下がり続け2020年で19作品。
「出版業界の新興市場」であり、若者が殺到する新規のIPキャラクター創出市場であったはずのラノベは、2010年代に大きな異変を見せています。