[ベルリン/パリ/キーウ 16日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ドイツの首都ベルリンに続きフランスの首都パリを訪問し、両国と2国間の長期的な安全保障協定を締結した。
ベルリンではショルツ首相と会談し、2国間の長期的な安全保障協定に署名。ドイツはウクライナに対する追加支援も発表した。
ウクライナとドイツの2国間安全保障協定は期間が10年。ドイツはウクライナに軍事支援を提供すると同時に、ロシアに制裁と輸出規制を課し、ロシアの資産を凍結すると確約した。
ドイツはまた、防空システムや弾薬などを中心とする11億3000万ユーロ(12億2000万ドル)の追加支援も表明した。
ショルツ首相は「この協定は、ドイツがウクライナをロシアの侵攻から防衛し、ウクライナの独立を支援し続けることを明確にするものだ。その重要性を強調しすぎることはない」とし、「将来的なロシアの再侵攻に備え、詳細な外交的、経済的、軍事的支援を巡っても合意した」と述べた。

https://jp.reuters.com/world/ukraine/DYJBNDJQUBM5VIRIVOKBXRAL5I-2024-02-16/