東映の純利益24%減、4〜12月 「聖闘士星矢」不振で

東映が14日発表した2023年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比24%減の107億円だった。
2023年4月公開の映画「聖闘士星矢 The Beginning」の興行が振るわず、評価損を計上したことが響いた。
売上高は0.2%増の1283億円で、4〜12月期として過去最高だった。

22年12月公開の映画「THE FIRST SLAM DUNK」が引き続き好稼働した。
「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」の興収は4日時点で23億円、
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は25億円を超えた。

24年3月期の通期予想は13日に上方修正しており、売上高は前期比6%減の1643億円、
純利益は21%減の118億円を見込む。
前期に公開したアニメ映画「ONE PIECE FILM RED」などの人気が続き、
配信権や商品化権販売が好調に推移する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC147FJ0U4A210C2000000/