アニメはかつて違法ダウンロードが幅を利かせ、海外では一部のマニアのものに過ぎなかった。風向きが変わったのは、16年集英社「週刊少年ジャンプ」連載の『僕のヒーローアカデミア』(TVアニメ)。制作を発表すると、ユーザー数が急増していた米配信事業者数社から「いくらでも出す」とオファーが届いた。買い付け担当時は価格のつり上げに泣かされたが、立場が逆転。「だまされているんじゃないか」と耳を疑った。近年のアニメ映画の成功は、この流れの延長線上にある。
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