「北海道に全ての権利有する」と脅しをかけるロシア、実際に占領は可能なのか

左派政党「公正ロシア」のミロノフ党首が4月1日「一部の専門家によると、ロシアは北海道にすべての権利を有している」
と日本への脅しとも受け止められる見解を表明した。

 また、ロシアの極東開発を統括するトルトネフ副首相は4月25日、北方領土について、独自の開発や投資をさらに進め、
「ロシアのものにする」との意向を示した。北方領土を対象としたクルーズ船の就航や投資計画の策定、観光開発を通じて
「クリール諸島(北方領土と千島列島の露側呼称)をロシアのものにする」と強調した。

政治学者のセルゲイ・チェルニャホフスキー氏が「東京(日本政府は)は、
歴史的にロシア領であった北海道を不適切に保持している」と主張していることを紹介している。
この主張によると、日本とロシアとの国境を択捉島と得撫島の間に引くことを決め、北海道が日本領だとされた1855年の日露和親条約は「純粋な誤解」。
北海道について次のような主張を展開していた。

「ロシア人開拓者が交易のために開発、植民地化を行い、利用していた。そこ(北海道)にはアイヌ民族が住んでいた。
サハリンやウラジオストク近郊、カムチャッカの南部に住んでいるのと同じ民族で、ロシアの民族のひとつだ」

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70142