共産党の田村智子委員長は、17日までに時事通信のインタビューに応じた。自民党派閥の裏金事件の真相解明に向け、「(関与した議員の)証人喚問を絶対に実現しなければならない」と強調。企業・団体献金が「金権政治」の温床になっていると指摘し、全面禁止するための政治資金規正法改正について、今国会での成立に意欲を示した。

 次期衆院選に関しては、野党共闘の必要性を重ねて訴えた。同時に「共産党が議席を伸ばすことが、共闘を前に進める上でも絶対に不可欠だ」と述べ、党勢回復に全力を挙げる決意を表明した。

 同党は綱領で、日米安全保障条約の「廃棄」を掲げている。田村氏は「安保廃棄の旗は絶対に降ろさない」と明言。ただ、野党共闘の実現を優先するため、共通政策への反映は求めないと述べた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2024021700402&g=pol