“医師の働き方改革”前に意識調査 3割以上が“収入面で不安”

ことし4月から医師の働き方改革が始まるのを前に、就職情報会社などが意識調査を行ったところ、3割以上の医師が収入面で不安を感じていることが分かりました。

医師の働き方をめぐっては、ことし4月から患者の診療にあたる勤務医に対して、労働基準法に基づき、休日や時間外労働の上限規定が適用される「働き方改革」が始まります。

調査は就職情報会社リクルートメディカルキャリアなどが去年10月に、医師のコミュニティサイトに登録した勤務医を対象に行い、1782人からの回答を集計しました。

それによりますと、医師の働き方改革により収入に影響があるか尋ねたところ、「影響あり、減少する見込み」と答えた人が32.2%でした。

複数回答で要因を聞くと、「実質労働時間は変わらず、サービス残業が増えることによる収入減少」と考えている人が58.3%と半数以上にのぼり、医療態勢を維持しながら長時間労働の改善ができるのか、不安や懸念があることがわかりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240218/k10014362311000.html