東映特撮YouTube Officialで15日より、1996年3月から1997年2月に放送された『激走戦隊カーレンジャー』の配信がスタートした。

 『カーレンジャー』は岸祐二、増島愛浩、福田佳弘、本橋由香、来栖あつこが出演し、大塚芳忠、まるたまりが声で参加。宇宙暴走族ボーゾックが、新たな「暴走」の舞台を惑星チーキュ(地球)に定めた。そのころ、ボーゾックによって故郷・ハザード星を滅ぼされた少年・ダップもまた、星座伝説の戦士“カーレンジャー”がいるという地球へと向かった。ダップは、日本の小さな自動車会社「ペガサス」で働く5人の若者と出会い、“クルマジックパワー”によって“カーレンジャー”に変身させた。

 5人は会社の安月給だけで地球まで守らなければならなくなったことをグチりつつも、“戦う交通安全”を合い言葉に、力を合わせてボーゾックに立ち向かう。従来の作品に比べてコメディー色を強めた一方で、大胆かつ斬新な特撮映像が続出したスーパー戦隊シリーズ第20作目。敵怪人が巨大化することでおなじみのスーパー戦隊シリーズ。ボーゾックは「芋長」の芋ようかんだけで巨大化する。

 ちなみに劇中で出た給料は陣内恭介/レッドレーサーが19万3000円、土門直樹/ブルーレーサーが21万円、上杉実/グリーンレーサーが17万5000円、志乃原菜摘/イエローレーサーが20万2000円、八神洋子/ピンクレーサーが20万円ちょっと、だった。当時は消費税が3%だったが現在は10%(軽減税率をのぞく)に。物価高も重なり、SNSでは「カーレンジャーの1話で給料20万って出てきたけど、20年経っても上がらないどころか実質下がってて世知辛すぎ」「カーレンジャー、約20万で安月給って言ってるけど今の日本はそれ以下で働いてる人ばっかなのが笑えねぇ」といった元子どもからの嘆きの声も上がっていた。

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