https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20240222/6050025396.html

福島市 新年度当初予算案を発表 総額1177億円

市街地の活性化が課題となっている福島市は、JR福島駅周辺のにぎわいづくりのための新規事業費などを盛り込んだ一般会計の総額で1177億円にのぼる新年度の当初予算案を発表しました。

これは21日、福島市の木幡浩市長が記者会見で発表しました。

それによりますと福島市の新年度=令和6年度の一般会計の当初予算案は1177億円となり、今年度より30億円、率にして2.6%多くなりました。

このうち、市の大きな課題となっている市街地の活性化では、関連事業費として72億1200万円余りを盛り込んでいます。

新規事業では、市中心部の吾妻通りの車道と歩道を活用して住民が休憩できる場所を設け、にぎわいを生み出す実証実験として500万円、福島駅の東西を一体としたまちづくりの予想図の製作などの費用として460万円余りを計上しています。

継続事業では、福島駅東口の再開発事業を行う地権者などでつくる組合への補助金として15億3600万円余りを盛り込んでいます。

木幡市長は「新年度はさまざまな支援策の充実を図っていきたい。人口減少や物価高など厳しい状況が続いていて、財政状況も厳しいが、積極的に事業を展開していきたい」と話しています。

島市の当初予算案は来月1日に開会する市議会に提出されます。