大阪王将「ナメクジ大量発生」投稿の元店員「威力業務妨害で逮捕」でどうなる 識者は「刑事は不起訴でも民事で損賠請求される可能性」指摘
https://news.yahoo.co.jp/articles/7091ccb62ca28e12be615a84ecf35c369af47452?page=1



元従業員が店長に報告したのは画像にある通りかもしれないが、そこからいきなりXに投稿したことが問題だという。

 大阪王将のプレスリリース(2022年7月27日)によると、投稿による騒ぎを受けて、翌25日には保健所が調査に入り、ナメクジ等の害虫がいなかったことが確認されている。
食品衛生管理に関する指導は入ったが、営業停止などの厳しい処分には至っていない。
もちろん、ネットで騒ぎになった時点で店側が急いで清掃・駆除をした可能性は否定できないが、保健所の調査で出なかった以上、大量発生の証拠がなければ、業務妨害と受け取られても仕方がないということだ。

では、実際に運営会社側は元従業員に対して損害賠償請求をするのか。
これについて、運営会社顧問弁護士藤川久昭氏(クラウンズ法律事務所)は、「加害者には、『ナメクジ大量』、『ゴキブリ出過ぎ』、『寄生虫ガンガン』等の虚偽発言、会社を『叩き潰す』、店長店員への著しい差別言動がありました。極めて悪質です。
運営会社は売上、従業員が大幅に減少し、甚大な被害を被りました。看過するとネットでの私的制裁が可能になります。ですから、徹底的に民事・刑事責任を追及します。お世話になったFC本部とは良い関係を維持したいです」と回答した。

 少なくとも、企業内の不正を内部告発するときに、証拠も押さえずにいきなりSNSに投稿するというのは、いわゆる“バイトテロ”と変わらなくなり、避けるべき悪手であるということは覚えておきたい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7091ccb62ca28e12be615a84ecf35c369af47452