
外信コラム 国防に関心高い韓国女性 「女性徴兵制」にも賛成多数(産経新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/afb50069e114ae4c542397fa49e79676ac0db12e
3歳の娘が今春、韓国の幼稚園に入園する。園の説明会に足を運ぶと、参加者は私を除いて全員がママだった。乳児をあやしている人もいたが、開会にあたって大型モニターに韓国国旗が映し出されると、彼女らは一斉に起立し、胸に手をあてて国歌斉唱を始めた。
入園式などの公式行事でなくても、韓国人としての国民意識をはっきり示そうとする姿はよくみられる。愛国心を素直に表現することに戸惑うこともある日本人の自分の方が変なのか、と考えさせられた。
国防の問題でも、韓国女性の関心の高さを感じる。昨年、大雨の中で開催された「国軍の日」式典や防衛産業展示会の取材で、家族や若い女性たちで参加する姿をしばしば見かけた。
4月の総選挙を控え、与野党を批判する第三勢力が議論を呼びかける政策の一つに「女性徴兵制の導入」がある。KBS放送が今月実施した世論調査では過半数が支持し、女性の回答でも賛成が反対を上回った。男女が国防面の負担を共有すべきだとの考えが女性にも浸透しつつあり、今後の動向に注目している。
幼稚園の説明会で、参加者から「おむつが外れていない子供の登園が心配だ」との声が上がり、私も深くうなずいた。国防観に日韓の違いはあれど、育児の悩みは同じだ。(時吉達也)