2月26日、大阪府教委は河内長野市内の中学校に勤務する男性講師が、体形を揶揄するような呼び方をされたことに腹を立て、生徒の胸ぐらをつかみ床に押し倒すなどの暴行を加えケガをさせたとして、減給3か月の懲戒処分にしたと発表しました。

 府教委によりますと、河内長野市内の中学校に勤務する38歳の男性講師が、今年1月17日、授業の準備のため教室に入った際に生徒から2度にわたり、講師の体形を揶揄するような呼び方をされたということです。

 講師はその後無言で生徒に近づき、生徒の胸ぐらを左手で掴み、生徒の首元に右腕を回して、体をひねり、教室の床に押したとしたということです。さらに講師は、生徒にまたがり、左脇腹と側頭部を右手で2回殴りました。

 殴られた生徒は打撲をするケガをしたということです。教室で様子を目撃した生徒らが別の教諭に訴えて事態が発覚しました。

 講師はおととし4月に着任し、授業で知り合った生徒らからたびたび講師の体形を揶揄するような呼び方をされ不快に感じていましたが、去年5月にも、同様に言われた際に生徒の頭部を両腕で抱えて軽く締め上げる『ヘッドロック』のような行為を行っていたということです。

 男性講師は府教委に聞き取りに対して「体形を揶揄するいじりに対し、怒りが抑えきれなかった。生徒に申し訳ないことをしました。2度とこのような事態を招くことのないよう至らぬ点を改めます」などと話しているということです。

 大阪府教委は26日付で、男性講師を減給3か月の懲戒処分にしたと発表しました。

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