【ワシントン=時事】米首都ワシントンのイスラエル大使館前で25日、男性が自らに火を付けた。焼身自殺を図ったとみられる。米メディアによると、男性は現役の空軍関係者で、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスと戦闘を続けるイスラエルに対する抗議活動を行っていたもようだ。
地元警察は、駆け付けた救急隊が男性を病院に搬送したが、重体だと明らかにした。大使館員らにけがはなかった。
CBSテレビによれば、男性はSNSで抗議活動のライブ配信を行っていた。焼身自殺を図る前に「もう大量虐殺には加担しない」などと語り、体に火を付けた後は何度も「パレスチナ解放」と叫んだ。
米国では、イスラエルに対する抗議活動が相次いでいる。昨年12月に南部アトランタのイスラエル公館前でも抗議活動が行われ、今回と同様に自分の体に火を付けた例があった。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB262TN0W4A220C2000000/
