この青年はイスラエルへの派兵を命じられていたという。彼はドローン画像からパレスチナ人を探し殺す順番を決めて攻撃機に座標を送る仕事をさせられるところだったぽい。
彼はジェノサイドを拒否しパレスチナを解放せよと叫ぶ「焼身蹶起」を行った。
自らを松明に変え止みに潜む悪辣な奴らを照らし皆に示したのだ。
昔、アンディ・ウォホールは「誰でも15分間は有名になれる」と言ったが、彼はその15分間を命で贖った。
1968年パリの壁には「壁に耳あり、あなたの耳に壁あり」と為政者を皮肉った。
残念ながら米欧日豪加などではメディアは大本営化し、それぞれの国での本当の意味での民主主義や人権にかかわることはなかなか報道されることがない。
かつて由比忠之進がベトナム反戦を訴えて焼身蹶起した時は大きく報道され人々の心を動かした。ベトナムの歴史博物館には日本での反戦運動について特筆されているという。
また、アルジェリアの青年が焼身蹶起した時はアラブの春の爆発を齎した。
しかし、日本では戯けた安倍の政策に反対して何人かが焼身蹶起したがメディアでは”XXXいのやったことかもしれないから報道できないね”で済ましてしまった。