https://www.mbs.jp/news/kansainews/20240227/GE00055727.shtml

 医師の男性が自身のクリニックの開業を記念して開いたパーティーをめぐり、参加費の114万円を持ち逃げした疑いで、コンサルタント会社の社長が26日、逮捕されました。

 26日、横領の疑いで逮捕されたのは、滋賀県甲賀市信楽町のコンサルタント会社経営・宇田和史容疑者(60)です。

 警察によりますと、2022年10月、男性医師(51)が近江八幡市内にクリニックを開業するにあたり、記念パーティーを市内のホテルで開いた際、男性医師の知り合いや同業医師らが支払った参加費計114万円を、宇田容疑者が自分で使うために着服した疑いが持たれています。

 宇田容疑者と男性医師は、クリニック開業に向けて、土地探しや自治体への許可などといった手続き一切を宇田容疑者が行うこととする、コンサルタント契約を結んでいて、開業記念パーティーについても、宇田容疑者がホテル側に利用料や飲食代を支払うことになっていたということです。

 宇田容疑者から支払いがなかったことを不審に思ったホテル側が男性医師に連絡し、男性医師が警察に被害届を出して、警察が去年10月に受理。関係者らから事情聴取をするなど捜査を進め、宇田容疑者が1年半近く料金の支払いをしていないことなどから横領と判断したということです。

 警察の調べに対し宇田容疑者は、「114万円は預かったが横領したつもりはない」と容疑を否認しているということです。

 警察は、宇田容疑者が預かった現金を何に使ったかなどを調べることにしています。