仲本工事さんの妻・三代純歌、週刊誌3誌を提訴で会見「国民全員が私のことを鬼のように思っている」

 交通事故で22年10月に死去したザ・ドリフターズの仲本工事さん(享年81)の妻で歌手の三代純歌が27日、東京・霞が関の司法記者クラブで、事実に反する報道で名誉を傷つけられたとして「週刊新潮」「女性自身」「週刊女性」の発行元を同日提訴したことに関する会見を行った。

 三代は、夫・仲本さんの死去後に一部週刊誌で「モンスター妻」「鬼妻」など報道された。さらに、ドリフターズ・加藤茶から「こうなったのはあんたのせいだ!」と叱責された、「戒名料を着服しようと企てた」などと書かれたことに関して「事実に反する」と主張。3誌に対して計8250万円の損害賠償を求めている。

 三代はこの日、会見で3誌を提訴したことを報告。10月13日発売の「週刊新潮」で、三代をモンスター妻と報じた記事に関して「仲本はとても怒っていました。『純歌は何も言うな』と守ってくれようと私の家に来る途中で、事故に遭いました。記事がなければ(仲本さんは)元気でいると思います」と涙ながらに訴えた。

 さらに、報道をきっかけに世間からバッシングを受けたことから「(報道されて)死にたいというよりも生きる自信がなかった。国民全員が私のことを鬼のように思っていると」と告白。「記者からは純歌さんのおかげでいい記事を書けましたと言われたこともあり、本当に許せない気持ちになった。(裁判を起こすための)お金もなかったですし。でも皆さんが協力してくれて、まさか提訴まで行き着くと思っていなかったので本当にうれしいです」と語った。
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