ステファン・チン:私たちは化学を通して、世の中には何百種類もの塩があるということを知っています。
塩は陽イオンと陰イオンの混合物で、塩基と酸の反応により作られます。

しかし食用の塩となると、1種類の塩のみが、私たちがポテトチップスを食べたくて仕方ない状態にさせます。
それは「食卓塩」として知られる、「塩化ナトリウム」です。

実は味のことだけを考えるなら、素晴らしい塩の代替となる混合物があります。
「塩化リチウム」は、「上皮性ナトリウムチャネル」がリチウムを通すので、「塩化ナトリウム」と全く同じ味になります。

しかし、食べない方が良いでしょう。なぜなら、これは毒だからです。1949年、ある会社が「ウェストソール(Westsal)」という塩化リチウムをベースにした塩を発売しました。
それは、高血圧や心臓病の人に最適な塩の代替物として販売されました。

しかし、医師たちはそれによるリチウム中毒者が出たり、命を落とす人がいることに気がつきました。

https://logmi.jp/business/articles/320579