東京・霞が関の農林水産省に、人気の雑貨店「ヴィレッジヴァンガード」が28日から期間限定で「出店」する。販売はしないが、省内の一角に個性的な商品が並べられ、いつもの役所の雰囲気とは様変わりしている。

 農業や農村への関心を高めようと農水省が呼びかけ、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(名古屋市)も「店舗に食品を増やしたかった」(白川篤典社長)と国産の農産物に関心を示し、実現した。

 店には「俺たちZ世代が日本の『食』と『農』を応援するんだー!」と書かれたイラスト入りのパネルが飾られ、ジビエの缶詰やパックに小分けされたコメなどが置かれている。

 27日夜に準備中の店舗を訪れた坂本哲志農水相は「農林水産省は地味になりがちだから、少しはじけてね」と話し、コメの消費拡大も訴えた。

 農水省北別館1階「消費者の部屋」で3月7日まで。

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