「発見から出荷まで20年」無花粉スギ 富山で“最速量産化” 暴風で花粉が大量飛散
2024/2/27 23:30 社会
「発見から出荷まで20年」無花粉スギ 富山で“最速量産化” 暴風で花粉が大量飛散

東京をはじめ、東北から九州の広い範囲で、花粉の本格シーズンに突入しました。

東京都では、今月9日にスギ花粉の飛散を確認。去年より1日早く、平年より6日早い飛散開始です。

宮前平トレイン耳鼻咽喉科・伊東祐永院長:「一気に来た印象。(患者は)圧倒的にスギ花粉です。スギ花粉症の7割くらいの方が、ヒノキ花粉症を合併」

花粉症は、人それぞれの許容量を超えると、体が拒絶し、いわゆる“アレルギー反応”が起こるとされています。 長年花粉症に苦悩(40代):「目も、のども耳も、あと肌にもきている。公害に近いかな」 今年から花粉症(20代)「花粉が飛ばないようにしてほしい」

岸田総理は、30年後にはスギ花粉を半減させたいと10年後までにスギ人工林を“2割減らす”目標を掲げました。花粉の少ない品種への植え替えも促進します。

全国最速で花粉に挑むのは、富山県です。 富山県森林政策課・山下清澄さん:「穂を取って、直接、挿して育てようとしている、いわゆる“挿し木苗”です。親のクローンなので、100%無花粉の苗ができます」

https://news.ksb.co.jp/ann/article/15180598