福島市の陸上自衛隊福島駐屯地で2022年3月、部下の男性隊員の服を脱がせて体をつねるなどの暴行を加えてけがを負わせたなどとして、強制わいせつ致傷の罪に問われたいわき市、元自衛官の男(36)の裁判員裁判の論告求刑公判は27日、福島地裁(三浦隆昭裁判長)で開かれた。検察側は懲役4年を求刑し、結審した。判決公判は3月1日午後3時から。
検察側は論告で、被害者は強い性的屈辱を受けており、服を脱がせて体をつねるなどの行為はわいせつな行為に当たると指摘。「被害者は自衛隊を辞めた上、被害時のことを今でも思い出すなど結果は重大」と述べた。弁護側は最終弁論で「行為はわいせつ目的ではなく、傷害罪にとどまる」などとし、罰金20万円が妥当だと主張した。
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