
米銀ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、個人消費の軟化は米経済がリセッション(景気後退)を回避するとの予測に疑問を投げかけると述べた。
ソロモン氏は27日、UBSグループ主催の会議で「世の中はソフトランディングに備えている」と指摘。「ソフトランディングの確率は極めて高いと、市場は確かにみている。それよりは若干不確かだというのが私の見解だ」と語った。
物価が高止まりする中、「給料ギリギリ」の消費行動を引き締めるパターンが現れ始めたとの話を企業経営者から聞いているとも説明。
その上で「われわれはかなりうまくやっていると思う。市場が織り込んでいるよりも不確実性が高いだけだ」と述べた。
「投資家は景気減速の中でポジションを変え続けるだろう」とし、「投資家は今も大きくポジションを変えている。2分前は7回の利下げが予想されていたが、今は4回と見込まれている」と続けた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-27/S9J1SZT0AFB400