大阪市は２６日、２０２５年大阪・関西万博の期間中に会場周辺で起きる交通渋滞の試算結果を公表した。会場となる人工島・ 夢洲ゆめしま に近い高速道路の出口付近で午前中の渋滞が予測され、渋滞ポイントの先にある万博用の駐車場を予約制にすることで交通量を抑制する。
市は、会期中（２５年４月１３日～１０月１３日）の夢洲周辺の高速道路の出口や主要交差点など計６か所の状況を分析。円滑に通行できる車両台数と、予想される通行台数を比較した。
阪神高速の「湾岸 舞洲まいしま 出口」では、週末や会期後半を中心に、期間中の６割にあたる日数で、午前８～１０時台に渋滞が発生する予想となった。ほか５か所では渋滞しない結果だった。
万博会場にはマイカーは入れず、万博の運営主体「日本国際博覧会協会」は期間中、高速出口の先の人工島・舞洲に公共交通機関を乗り継ぐパークアンドライド用の駐車場を設営する。協会は駐車場に向かう車両の集中を避けるため、時間帯に応じて駐車場の予約枠を変動させて交通量を調整する方針。
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