【ガンダムSEED FREEDOM】大河原邦男が本作で感じた「ガンダム仕事」の一区切り
──改めて、大河原さんは『ガンダムSEED』という作品を振り返って、現在どういう思いを抱いていらっしゃいますか。
大河原 『ガンダムSEED』の仕事は、実に楽しませていただきました。先ほども言いましたが『DESTINY』ではいろんなチャレンジをさせていただきましたし、ファーストガンダムのモビルスーツを時代に合わせてアップデートしたデザインに仕上げるという作業はとても面白く、ノリノリでやらせていただきました。 今回の劇場版も十分に楽しませてもらいましたが……スケジュールだけが本当にキツかった(笑)。もう私もいい歳ですから、今となっては「ガンダムの仕事はもうお終い」くらいの気持ちでいるんですよ。
――ええっ、本当ですか!?
大河原 だって『ガンダム』の仕事を続けて今年で45周年ですよ? 生まれた子供が45歳になるまでやっているわけですから、さすがにもういいんじゃないかなって思いませんか?(笑)
──つまり、今回の『FREEDOM』の仕事はガンダム仕事の一区切り、みたいな気持ちがあったりするわけでしょうか。
大河原 そうですね、20年前からやり残していた仕事をやっと仕上げた、という気持ちはあります。『SEED』は私がモビルスーツ担当、山根(公利)さんがメカ担当というコンビでやっていましたが、おそらく山根さんも同じ気持ちなんじゃないでしょうか。
──では今後、こういう仕事に取り組みたいという思いなどはあったりしますか。
大河原 いつも『タイムボカン』みたいなユーモラスなメカが描ける仕事が来てくれれば楽しいのに、って思っているんですよ。そういう仕事ならギャラが半額でもやっていいな、という気分でいるんですが(笑)。
(抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab3595b81092736b4103f17a8bad0e17f921ac0e