マカオ、アフターコロナで2023年の犯罪件数が大幅増…コロナ前水準に近づく
2024/2/29 15:50

https://www.macaushimbun.com/archives/49070

 マカオ保安庁は2月29日に会見を開き、昨年(2023年)の犯罪統計及び法執行
状況に関する総括レビューを発表した。

 同庁発表資料によれば、昨年のマカオにおける総犯罪件数(犯罪捜査着手数)
は1万3487件で、前年から37.6%増だった。コロナ前にあたる2019年との比較では4.9%減。

 マカオでは昨年がアフターコロナ初年となり、年初からインバウンド旅客数が急回復した。

 黄少澤保安長官は会見の中で、昨年の犯罪件数は前年を上回り、2019年水準
に近づいたとした上、暴力犯罪の件数はコロナ前から大幅減となった一方、電信
ネットワーク詐欺や恐喝の件数が顕著な増となり、強盗、強姦、窃盗、拾得物不当
占有といっ伝統的な犯罪については多発場所、時間などの特徴がコロナ前と似た
状況とした。