天然水素「5万年分使用量」の5兆トンが足元に…新しいゴールドラッシュ来るか

米地質調査局、未発表報告書の内容を公開 地質学者「ゴールド水素 ゴールドラッシュ到来中」

 史上最大の天然水素の鉱床がアルバニアの鉱山で発見されたという研究報告に続き、
全世界の地中に埋蔵されている天然水素が5兆トンに達するという米国地質調査局(USGS)の
未発表報告書の内容が公開され、注目を集めている。水素は温室効果ガスを排出しないクリーンエネルギー源だ。

 5兆トンとは、現在全世界で年間消費される水素1億トンを基準にした場合には5万年、
今後予想される年間5億トンを基準にした場合には1万年にわたって使える量だ。

 研究責任者である地質調査局のジェフリー・エリス博士(石油地質学)は、
最近デンバーで開かれた米国科学振興協会(AAAS)の年次学術会議で、
研究内容の一部を紹介し、「大部分の水素は接近不可能な可能性が高いが、
数%だけ抽出しても年間5億トンに達するとみられ、天然水素の予想需要量を数百年にわたって
充足できるだろう」と話した。英フィナンシャルタイムズは学術会議に参加した地質学者の話を引用し、
新しいエネルギーゴールドラッシュが始まる可能性があるとの展望を述べた。

 水素経済に関する世界の企業家の協議体である水素委員会(Hydrogen Council)は、
2050年までに全世界のクリーン水素の需要は年間3億7500万トンに達すると推算している。

160年前の油田開発ブームが再現される可能性も

科学者らは、地球マントルの上部に広く分布しているカンラン石を主な天然水素の供給源とみている。
鉄成分が豊富なカンラン石が高温高圧で水と反応して蛇紋石になる過程で水素が作られるためだ。
鉄は水分子から酸素原子を奪い水素を放出する。

ソースより抜粋、以下詳細はソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/2de5d56a41f95ce60d8e8a17501316e2136f18a0