来年度予算案の審議をめぐり与野党の攻防が激しさを増しています。与党側は今週中に採決したい考えですが、野党側は強く反発し徹底抗戦の構えを見せています。国会から中継です。

国会では今、野党が提出した衆議院予算委員長の解任決議案の審議が行われています。説明に立った野党議員が時間の引き延ばし戦術をとり、国会は先が見えない異例の展開となっています。

国会では衆議院本会議が1日午後1時すぎから開かれ、立憲民主党の山井議員が衆議院予算委員会の小野寺委員長の解任決議案の趣旨説明を行っています。山井議員は大量の資料を持ち込み演壇に立ちました。

立憲民主党・山井和則議員「採決を強行する委員会運営は、 前代未聞の暴挙です。国会審議を身勝手に裏金問題の幕引き、裏金問題隠しのために打ち切り、国民不在の委員会運営を強行する小野寺五典君は予算委員長の任にあらず即刻解任すべきである」

解任決議案は、このあと採決され、与党に加え野党の日本維新の会も反対に回り否決される見込みです。

与党側は能登半島地震への対応も含まれる予算案の年度内成立を確実にするため、今週中の採決を目指しています。これに対して野党側は「審議時間が不十分」として徹底抗戦の構えを見せています。

これに伴い午後1時から予定されていた安倍派の座長だった塩谷氏、前事務総長だった高木氏に対する衆議院の政治倫理審査会の開催が先送りになるなど、先が見通せない状況となっています。

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