(前略)

一つ言えることは、岸田氏が出てきたことによって、政倫審の緊張感が一気になくなった。野党は明らかに調子が狂っていた。それが岸田氏の狙いだったのならすごい。さらに予算審議も衆院採決に向けて動き出した。これは「事態打開」ということなのだろうか。

「つまらんなあ」とぼやきながらテレビで政倫審を見ていたら、午後5時の終了直前に「ドジャース大谷結婚」というすごいニュース速報が画面に入り、筆者は慌ててスマホのX(旧Twitter)のアプリを開いて、大谷選手の相手が誰か探し始めた(翌日時点でまだわかっていない)。

その夜のNHKの9時のニュースのトップは大谷選手で、政倫審は2番目だった。つまり政倫審のニュースバリューすなわち国民の関心は、その程度のものだったのかもしれない。
【執筆:フジテレビ報道局上席解説委員】

平井文夫



◼岸田首相は最近突然トンデモないことを言い出して、敵も味方も驚かせるのだが、それで事態は打開されているのだろうか
https://news.yahoo.co.jp/articles/6704294022422887bb8d814716a53ee65286ab80