
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240302/k10014376021000.html
環境のいい2次避難先へ しかし…
こうした中、2月7日からは珠洲市を離れ、勝栄さんと鉄郎さんは2人で県南部の小松市のホテルに2次避難することにしました。
ホテルでの暮らしは食事も温かい食べ物の提供があり、風呂もユニットバスで入浴できたということです。
生活面で不自由はありませんでしたが、父親の勝栄さんは元気がなく、部屋にこもって過ごす日々が続いたということです。
鉄郎さん
「することがないのでね。一階に新聞が置いてあるんですけど、そこへ行って新聞見たりしているだけで、部屋に帰ってくればテレビ見ながら、あとは寝ているか。ずっとその状態が続いていましたから」
生まれ育ち、慣れ親しんだ土地から離れ、知り合いが1人もいませんでした。
「孤独感ですね。人との触れ合いがないので、それが一番つらいというか、気持ち的にこもるというか。これはだめやなと思って」