伊東純也選手の疑惑に新情報なしの新潮 捜査の行方を左右する「重要証言」とは?
デイリー新潮がサッカー・伊東純也選手の性加害疑惑を巡る「続報」を出した。ただ、伊東選手の代理人弁護士は「3代目」であり、
2代目までは女性に対する性的行為の事実を争っていなかったなど、「完全なでっち上げ」だと主張する3代目の論理が破たんしているといった内容であり、
疑惑そのものに関する新たな情報はなかった。
捜査の行方を左右する「重要証言」
週刊新潮の記事のうち、最もその真偽を確定しなければならず、間違いなく事件の焦点となるのは、A子の次のような話だ。
・性被害を受けている間の意識がほとんどなかったが、弁護士を通じたやりとりで、伊東選手から「中出し」されたことも分かり、ショックを受けた。
この「中出し」、すなわち膣内射精の件は記事の中で唐突に出てくるが、捜査の行方を大きく左右する「重要証言」にほかならない。
準強制性交等罪や虚偽告訴罪の成否を検討するに当たっては、(1)伊東選手がA子に対して性的行為に及んだのか、
また、(2)その際、A子の明瞭な意識下での真意に基づく同意があったのかを見極める必要があるからだ。
もし伊東選手がA子に対して膣内射精に及んだということになると、(1)が認定され、伊東選手の「不倫」が確定するばかりか、
「事実無根」「完全なでっち上げ」「同意があったとかなかったとかの話ではない」という伊東選手側の主張も揺らぐ。
膣内射精がA子の意向に反するものであれば、(2)についても同意がなかったという方向に傾きかねない。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/92840ba849c209a59119ef654615c5ebb8acfc81