
ハマスの性暴力疑惑「信じるに足る合理的根拠」=国連報告書
https://www.bbc.com/japanese/articles/cw0z5k0eqy5o
国連の専門家チームは4日、イスラム組織ハマスが昨年10月7日にイスラエルを襲撃した際に、レイプや集団レイプを含む性的暴力が行われたと「信じるに足る合理的な根拠」があると結論付けた。
報告書では、ハマスの人質に取られた人々が性暴力を受けたという「明確な情報」もあると述べられている。
ハマスは、襲撃時に戦闘員が女性に性的暴力をはたらいた疑惑を否定している。
国連で紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表を務めるプラミラ・パッテン氏らは、イスラエルで調査を行った。
報告書は、「10月7日の攻撃中、紛争関連の性的暴力が複数の場所で発生したと信じるに足る合理的な根拠があることを、チームは突き止めた」と指摘。
暴力行為は、「スーパーノヴァ」音楽フェスティバルの会場とその周辺、232号道路、そしてキブツ(農業共同体)・レイムの少なくとも3カ所で発生したとしている。
ハマスの戦闘員らはこの日、イスラエル南部を襲撃し、約1200人を殺害。253人を人質として連れ去った。
イスラエルはこれを受けて、パレスチナ自治区ガザ地区で軍事作戦を展開。ハマスが運営する同地区の保健省によると、これまでに3万500人が殺されている。
ハマスはイスラエルやイギリスなどの国でテロ組織に指定されている。10月7日にハマスが性暴力をはたらいたという報告は、襲撃直後から浮上し、それ以降も絶え間なく増えている。
BBCも、レイプや性暴力、体の切断といった証拠を確認している。
つづく