起訴されたのは、無職の男(25)(窃盗罪で服役中)。起訴状によると、男は2022年7月24日、「大阪王将 仙台中田店」(現在は閉店)の店内にナメクジが大量に発生したなど事実ではない内容をツイッター(現X)に投稿。不特定多数に閲覧させ、同店を衛生管理のために休業させたとされる。

 この時の投稿は多いもので1000回以上転載され、「絶対行かない」といった店への怒りや告発を支持するコメントが広がって「炎上」。名指しされた同店には、市保健所が立ち入り検査に入った。同店の運営会社はその後、フランチャイズ契約を解除された。

 だが、今年2月13日、男が店に対する威力業務妨害容疑で逮捕され、告発内容は虚偽だった疑いが強まった。捜査関係者は「今回は善意の内部告発ではない。実態は 誹謗ひぼう 中傷で、実際の被害も出ていて相当悪質」と説明する。

 運営会社の顧問弁護士、藤川久昭氏(クラウンズ法律事務所)は「受けた被害は甚大で深刻です。徹底的に追及します」とした。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240306-OYT1T50045/